Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

ライブドア3 若さ

自分で「若さ」などと書くのは非常に寂しい気持ちになるが、今回の件の登場人物は新社長を除けば殆ど年下の人たち。皆慣れないスーツを着込んで記者会見をしていたが、見るからに将来が不安そうだ。観ているこっちにひしひしと伝わってしまうのだから、社内の人たちは堪らないだろう。取締役の半分が拘留されてしまったのだから詳しいコメントが出来ないのも仕方が無いのだ。

意外だったがライブドアの上層部は堀江氏を除くと高校、専門学校卒が多い。

なんだかんだといっても彼らは幾つもの学歴をはじめとした壁を乗り越え「成功」を掴みかけていたのだな。いま一番不足しがちな活力に満ち、現状に甘んじず上を目指したんだろう。正直言うとそういったことが自分には足りない(若さ、時間ではなく元々足りない)と自覚しているのだ。

しかし往々にして若さは我慢不足になりがちだ。結果を早急に求め過ぎる。またいまこの時代に上昇志向強い個々をまとめる強力な求心力には結果が、それも分りやすい結果が必要だ。

例えばオウム真理教で短期間の修行によってステージを上げられるように、若くして多くのものを得ることを求めたのだろう。不満なのは彼らが求めていたのははじめから株の時価総額という富そのものだったのではないかということ。一部ではIT産業である(自分は全く同意できない)ということから、上手く伸びればビル・ゲイツスティーブ・ジョブスのような人物になれたのではないかということが書かれていたがこれはどうかと思う。ライブドア自体に彼らが目標とする明確な理想形、将来像を見出すことは出来ないから。時価総額世界一というスローガンは結果であって目標ではないのだから。