Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

後ろを取られた

昼は久し振りに職場の人たちと外へでる。おばあちゃん、お姉さんのやっている定食屋さんへ行くことになった。ここはカウンターのみの店でおかずをアラカルトで選ぶのがメイン。魚、煮魚、焼き魚やアジフライ、目玉焼など極々家庭料理のメニューが並ぶ。冷奴や納豆もあり、こういうタイプだとなんともいっぱい取って仕舞い勝ちで気を付けないといけない。今日は数少ない定食メニュー、焼肉にした。かなり混んでいたので早めに出てきそうなメニューにした。しかし予想外に出てくるのが遅く、また席が出入口に近く背中を向けた位置のため真後ろに並ばれてしまった。どうにも落ち着かない。だからといって早く食事をしたり、残したりするのは嫌だったのだがなんとも視線を感じながらの食事は居心地が悪いものだ。
ちょうどこの時期になると受験時代のことを思い出す。食事の時間もそうだが、とくに並ばれると嫌なのがトイレ。後ろに並ばれるとうまく出来なかったりして時間がかかりそれがあせりを呼んでしまう悪循環。一時期は極端に飲み物を控えたりしたな。
もう一つ思い出すのは韓国、サムソンの工場に行ったときのこと。広ーい工場の食堂には長い長いテーブルが横一直線で並べられ、それが何列にもなっている。一列は出来る限り奥まで進んで着席し、黙々と食事をする。まるで工程中の訓練のような寡黙さで一斉に食べ話をする人などいない。音は鉄箸と食器の触れる音のみ。食べ終わるのも一緒で一斉に退席するのだった。とくに食事が遅いほうではないと思うがそのときは食卓のキムチが美味しくまた珍しかったので少し遅かったのだろう。この一斉に立ち上がるときは未だ食事中で非常に焦ったのだった。