Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

玄箱のkernel2.6化

22日の深夜から作業を始めてしまった。もしかすると途中EMモードの検出でWindowsファイヤーウォールの影響で遠回りをしたかもしれない。
2台あるうち、現状稼動中の玄箱はそのままにし、バックアップ用にしてある玄箱、Black-boxをkernel2.6化する。
うちの2台の玄箱は初期に購入、Debian化してあったためシステムにloader.oが導入されていない。玄箱はHGも含めてカーネルが基板上のFlash Romに書き込まれているため、新しいカーネルをインストールするためにはここを書き換えないといけない。しかしうちの玄箱Debianにはloader.oが組み込まれていないため、改めてDebian化をすることにした。尚、直にFlash Romを新しいカーネルに書き換える方法が真っ当ともいえるが失敗した場合手も足も出ない状況になりかねないので諦めた。

ここにあるURLから新しいDebian化キットをダウンロードし、復元、展開し適宜修正変更しimage.zipを作成する。image.tgzまでの作成はlinux上で行うほうが良いかも。いらない改行コードの違いなどで躓くことが無い様に。
玄箱をEMモードで起動して玄箱を探すが出てこない。おまじない、

  • echo -n "NGNG" > /dev/fl3
  • reboot

をして、ストレートイーサでVAIOノートと直結(玄箱のスイッチでクロスになる)にするも玄箱セットアップは「玄箱はみつかりません」と出てくる。うむむ。このときPCのファイアーウォール、ウィルスバスターのファイアーウォールが影響していたのかもしれないがこのとき(深夜2時ごろ)はそんなことは考えず、取り合えずルートディレクトリを消してしまうことでハード的にEMモードにすることに考えが向いてしまった。
これをするには玄箱を分解し、HDDを取り出さないといけない。取り出したHDDをATA-USBコンバータでデスクトップPCに接続。Linux(ここではUbuntu)でルートパーティションを削除、フォーマットすれば良い。でもなぜかこのHDDをUbuntuが認識してくれない。接続してもデバイスに出て来ず。再スキャンしても出てこないではないか。まさかHDDが壊れたかと思い焦る。Ubuntuも何度か立ち上げ直してみたが上手く認識せず。諦めかけたとき、ふと手持ちのUSBメモリーを接続してみた。USBメモリーはリムーバブルとして自動マウントされるのだが、このUSBメモリーがマウントされると、アレよ不思議、HDDもマウントされるではないか。いったいどうしたこと?早速HDDはアンマウントしてルートパーティションを削除、フォーマットが出来た。手早くHDDを玄箱に入れて組み上げる。今度はデスクトップPCで玄箱セットアップを起動し無事、玄箱を発見できた。先に作ってあったimage.zipを書き込んでみる。ここで一息ついて、今度は玄箱telnetでログイン。事前に設定しておいたIPアドレスでログインできた。良かった良かった。locateでloader.oを探すとしっかりあった。
ここでapt-get updateでファイルの更新をしておく。かなりの数のアップデートが行われる。
一通り終わったところで本題のカーネルを2.6にバージョンアップ。もうこれは先達者の成果をそのまま頂く。kernelは2.6.20、それに対応したmodulesをコピーしてdepmod -aして出来上がり。再度起動してメッセージをみて、無事kernel2.6.20であることを確認した。