Doblogその後、RAIDの危うさ

2月8日にNTTデータが運営する無料ブログサービス、Doblogに障害が発生して一月半。未だに完全復旧はしていない模様だ。
正確に言うとデータをサルベージ出来た2008年8月4日未明時点でのデータでブログは運用されている。しかしこの復旧したデータも非公開したもの、既に退会したユーザのデータも公開状態にあるという二次被害、三次被害を起こしかねない状態で、個々のユーザからの申請によって公開を非公開にするという。
また、2008年8月4日から2009年2月8日までに投稿されたデータは復旧されつつあるものの未だに一部のデータの復旧が出来ていない。ここに至ってもこの状態ではもう無理なのではないか。
NTTデータからは既に移行ツールが提供されており、Doblog難民キャンプというユーザの移行ブログ先を連絡するサイトさえLivedoorブログに表れている。
気になるハードウエア障害だが、DoblogのデータベースサーバのRAID5構成の6台のHDDのうち2台のHDDが同時に!!!障害が発生したとのことだ。RAID5で分散されたデータを繋ぎ合わせてデータ復旧してきたのだろうか?そうだとするとそれはそれで対応した担当者は大変な労力を注いでいることになるな。
とはいえ今回のことはRAIDに過信は禁物と改めて思った次第。やはり定期的にスナップショットを別に取っておくことをしないといけないのだろう。しかし昨今メディアにコピーすることが容量的に厳しい状況ではスナップショット先になるのはHDDとならざるを得ない。先のSeagateの件もあるし、HDDというのもどこまで信用してよいものやら。数を残しておくしかないのだろうか。