Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

楽天の新人研修の件

キチンとトラックパッド返しておくべきなんでしょうが延焼もナンなので、世間知らずといわれるかもしれないけれどこっそり(^^;)思うところを書いておきます。
楽天には就職したくないなーと思った - 日記を書く [・w・] はやみずさん

楽天が新人研修という名のもとに、新人に楽天カードの契約獲得ノルマを課しているらしいという噂があったりして、そういえばあの人楽天に就職したんだよなーとおもっていたら本当に楽天カードの営業がきてびっくりしました。

ぼくの周りに楽天の人はいない(元楽天の人はいる)ので楽天カードの営業にこんにちはされることはありませんでした。
コメントをみると多くの方が世間知らずという意見です。この手の営業ノルマというものは当然ながら大昔からあって、ぼくも何回か受けたことがあります。ぼくの新卒就職の時期だとEコマースとかはなかったので、この手の話は最近さっぱり元気のなくなった駅の近くのマルイ、丸井で有名でした。家族、親戚は無論、そして同級生名簿まで利用して勧誘していました。企業としてはパイを広げることがまず大事だということでしょう。
この手の話を聞いたとき思うことは2つあります。
ひとつは上記のようにネットワークビジネスの匂いもするようなかき集め方のビジネス手法への違和感。そしてもうひとつはノルマということへの反応です。
ノルマ、仕事には付き物ですよね。当然これで生業を立てているわけですからその成果が求められる。それが営業であるならば達成すべき加入者数は当然のことと思います。仕事にノルマを課さない、なんてことは考えられません、とも思います。しかしこれがこと新人に対して、それもクレジットカードとなるとちょっと違うように思います。いやこれが街角に立って一般の通行人に対して勧誘をしてこい、って言うのなら未だ分からなくもない。営業トークはもとより度胸を試すのにもある程度は効果があるとも考えられる。でも上記のような楽天や先に話題になったソフトバンクの携帯電話加入を入社選考時に加点する云々の件はそれとは違うように思います。求められているのは身内、知合いへの勧誘でしょう。そしてそれは身内、知合いは本人に対して断り難い(入社後何か査定に響きやしないかとかとか勝手に考えてしまうものです)ことを前提として(見透かして)いるように思えて仕方ないからです。
似たようなこととして製造メーカーだと、自社製品を購入することを勧められたり、昨今は経済状況の悪化により強制、あるいは現物支給なんてものもあったりしてするわけでそれとどう違うんだという意見もありましょう。こちらの場合親族、知合いの分も購入せよという話は聞いたことないですし、クレジットカードや携帯電話、会員権等々とは何か違うと思うし違和感を拭い切れません。
そしてそれが流行の(使い古された言い方で恐縮)ネット企業が、という点も大きいです。この未曾有の不況下も好調を伝えられる企業では未だにそんなことやってるのか感があるのです。尤も楽天という企業に対しては正直さもありナンとも思います。それはinfoseekのデザイン、楽天を一回使っただけでやたらとメルマガに自動登録(オプトアウトだぞ!!!)されてしまったり、商売っ気を微塵も隠さないメール文やはたまた駅名を楽天タワーと変えてしまう厚かましさ*1など従来のがつがつとした新興企業となんら変わらないアグレッシブさにちょっと辟易してしまったりするわけです。
数日前はすき家で残業代請求で係争中の店員にたいして盗み食いのかどで刑事告訴していた件が話題になりました。脅し文句で訴え返すぞというのは分かりますがここの法務部は告訴してしまったら社会的にどう影響があるか思わなかったのかと非常に不思議でなりません。同じように楽天ソフトバンクの件でもその手の古いやり方をして得た顧客が利益に貢献していくとは思えないのですが、こう考えること自体が甘いんでしょうか。丸井の今の状況を見ると特にそう思うのです。

*1:いやネーミングライツをちゃんと契約したんだから当然の権利だと分かってはいますけどね