Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

B-CAS or not?

小寺さんのブログでB-CASカードが小型化されるとかいうトンデモ方向に行っているとの報を読んでダメだコリャと思っていた。
B-CASはどうなりたいんだよ問題 - コデラノブログ 3
こちらの情報によると
B-CASに変わる新方式導入へ。早期運用開始を目指す -AV Watch

委員会の事務局から中間報告が行なわれた。前々回の委員会までは、新方式についてチップ方式、ソフトウェア方式としてそれぞれ異なる仕組みとして提案されていたが、保護方式を“開示”し、ライセンス発行/管理機関により、ルールを順守する機器メーカーや半導体メーカーなどに提供するという点で共通している。

 そのため、「基本的にソフトかチップかというのは、実装や商品企画の問題。そのため区分をやめた。この“開示方式”でいくということについてはおおむねコンセンサス(同意)が得られている」とする。

“仕様開示方式”っていうのは要注意ですね。ユーザにさも選択権が与えられているように思わせる。

なお、新方式の導入については、基本的に「基幹放送である地上デジタル放送向け」とし、すでに約5,000万台の機器が普及しているB-CAS方式も存続を前提する。新方式は新たな選択肢として位置づける。

まぁ、これは当然です。やり直しなんてされたら堪ったものじゃないし、B-CAS社には今までかき集めてきたB-CAS申請者の情報は今後もしっかりと守って頂きたい。

新方式において、新たにライセンス発行/管理機関の設定が必要となる。技術WGでは「放送波の暗号化が前提のため、発行機関は必要になる」としており、可能な限り透明性が確保できることを条件に、株式会社ではなく非営利法人としての設置を検討しているという。

そしてどんな意味があるのか全く理解できないが小型化の検討が既に終わっているという。

B-CASカード方式も併存することになるが、「小型化、事前実装については民民(民間の契約)でそれぞれが進めていけばいいのではないか」と説明。すでにARIB(社団法人
電波産業会)において、カードの小型規格化が完了している。

/.によると
総務省の委員会でB-CAS以外のコンテンツ保護システム立ち上げが検討される | スラッシュドット・ジャパン YRO

デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会の技術検討ワーキンググループにより、地上デジタルテレビ放送について、B-CAS方式以外の新たな選択肢を検討し、また新しい方式におけるライセンス発行・管理機関は、非営利であり、かつ透明性の高い法人であるべきではないか、との中間報告がなされたとのことで、現行のB-CAS社とは異なる非営利法人のライセンス発行・管理機関を設立し、B-CASと併存させていく案が提案されている。

ということで新たな天下り先にならないように見守っていかないと。
自分としては今ある地上波アナログテレビは壊れるまで使い続けるつもり。B-CAS社なんかに情報も金も出したくないのでこの議論が進んで、すっきりとした状態になったら地デジ対応テレビの購入を検討したい。
#最近J-COMがアナログ放送の番組(チャンネル)を終了しますと吹聴し(一部チャンネルは終了し始めてるけど)、J-COMデジタルへの移行を進めているがあれは酷いと思う。年寄りにとっては唯一といって良いような楽しみを盾にいい加減な情報で移行させるのは詐欺まがいの営業だと思うぞ。