Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

玄箱のlenny化メモ

メモしとく。玄箱のlenny化は下記の理由からu-boot化が必修と思われた。

  1. etchまでサポートされていたkernel 2.4が、lennyから非サポートとなった。
  2. これまではフラッシュROM上のkernel 2.4から一旦起動して、loader.oでHDD上のkernel 2.6で再度起動をかけていた(シリアルコンソールだとkernel 2.4とkernel 2.6の起動が見えるらしい)。

今までも、この他の起動方法としてu-bootを用いた起動が出来たが、フラッシュROMの書き換えというしくじるとシリアルコンソールやJTAG ICEが無いと手も足も出ない状況に陥るリスクがあり躊躇してした。
しかし、u-boot導入しなくともlenny化(kernel 2.6)が出来る方法があるとのこと。
玄箱に Debian 5.0 (lenny) をインストールする - Revulo's Laboratory
こちらによると一旦etchのインストールされたパーティションからブートしてloader.oで起動ディスクをlennyの入ったドライブに指定することで実現しているらしい。

  1. Flash ROM上のkernel 2.4.*で起動
  2. HDD上のetch環境で/etc/kuro_load_paramでブートセレクト、loader.oへの引数で別パーティションを指定
  3. HDD上のlenny環境(別パーティション)で/boot下のkernel 2.6.*起動

因みに今のうちの玄箱の設定は以下の通り。

FILENAME="/var/tmp/kernel_loading..."
KERNEL="/boot/vmlinux.bin"
LOADER="/lib/modules/2.4.17_kuro-box/kernel/loader.o"
OPTIONS="root=/dev/hda1"
#INITRD="/root/initrd.gz"

これに以下のように追記をするらしい。

bootdefault=2
menu2="Debian lenny"
kernel2=/boot/vmlinux.bin
loader2="-f /boot/loader.o"
option2='cmdline="root=/dev/hda3"'

まさにトリッキーな感じ。この方法だとetch環境とlenny環境がブートセレクトで自由に?行き来出来る、ハズ。でも何かスッキリしないような気持がする。その理由の一つが無駄なパーティションが一つ出ること。非常時に使えるわけで無駄とは言い切れないけれど、etchは来年春にはサポート終了と言われてるしなぁ……。
でも、世の中頭良い方がいて、いろいろ考え付く方がいます、感謝です。