Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

LS-GLのDebian lenny化リトライ

結果からいうとやっとこさ、LS-GLのlenny化、アップグレード出来た。やはりシリアルコンソール無いと難しいかなと凹んだこともあったが有線LAN、TFTP(とtelnet)のみでlennyをインストール出来た。大概がそうだが出来てしまえば何のことはない、FreeLink(Debian etch)のインストールと難易度が特段上がったというわけではなかった。FreeLinkはバッファローのファームウエアアップデーターを利用してアプリケーションでインストール出来るのに比べれば手を動かすことは多いがシリアルコンソールが必携とまでは行かない。只ファームウエア絡みなのでトラブル発生時にはシリアルコンソールが無いと何が起きてるのか分からなくなってしまう危険はある。
lenny化は下記のtarボールを使用させて頂いた。
Buffalo NAS-Central Forums • View topic - (Towards) an armel root-fs image for Freelink
掲示板のポストだが概ねこの通り実行すれば良い。ただこのポストではシリアルコンソール或いはNetCatの用意を勧めている。LS-GLは一旦内蔵HDDを取り出してSATA-USB変換ケーブルでPCに接続する。自分はパーティションとtarボールのコピーはubuntuのCD-Rで起動したPCでGPartedなどを使い行った。LS-GLにHDDを戻しTFTPDでlennyインストール用のファームウエア、uImage.buffaloとinitrd.buffaloをアップロードする。これをアップロードするとfoonas-emというfoonasのEMモードが立ち上がりtelnetが出来るようになっている。ここには

  • user:root
  • password:hydr0g3n

でログイン出来る。ログインしmkfs.ext3、mkfs.jfs、mkswapをしておく。そしてfoobootの一連のコマンドを打ち込んでHDDからのブートを設定してリブートしたのが昨日までだった。ブートするとLS-GLはブーブーとブザーがEMモードで鳴るばかり。結局EMモードのままだった。
昨日から色々考え個別に原因を特定していないのだが、変更点は二つ。

  1. fdiskで起動フラグを立てていた。
  2. EMモードから通常モードに移行するためのfoonasコマンドが上手くいってなさそう。

特に2番目は気になり調べるとARM9でのみだが/boot/rootfs_okを更新することが指摘されていた。通常ファームウエアのアップデート実行時に一緒にこのファイルも更新され、LS-GLは起動時にこのファイルを参照してEMモードか通常での起動を決めているらしい。ということで以下を実行しておく。

mv /boot/rootfs_* /boot/rootfs_ok
echo `date` > /boot/rootfs_fs

1番目の起動フラグはfoonas-emモードにtelnetでログインして再度fdiskで設定をした。
この結果無事HDDから通常モードで起動することが出来た。
早速lennyのアップデート実行しておく。

W: GPG error: http://ftp2.jp.debian.org lenny Release: The following signatures couldn't be verified because the public key is not available: NO_PUBKEY 9AA38DCD55BE302B
W: There is no public key available for the following key IDs: 9AA38DCD55BE302B
W: You may want to run apt-get update to correct these problems

GPGのエラーが早速出るのでささっと対応しとく。

gpg --keyserver wwwkeys.eu.pgp.net --recv-keys 9AA38DCD55BE302B
gpg --fingerprint 9AA38DCD55BE302B
gpg --armor --export 9AA38DCD55BE302B | apt-key add -