Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

NHKスペシャル「永田町・権力の興亡」

日曜から昨晩まで三夜連続で放映されたインタビュー番組。但し家庭の事情で^^;)第二夜は音声が聞けなかった、残念。
NHKならではの、小沢一郎をはじめ90年代から国政を彩った政治家たちの声から現政権への道筋を追った番組。しかし小泉純一郎の声を録れなかったのは惜しかった。
政治家、政治屋の右往左往する姿にはイデオロギーは微塵もない。16年前、自民党は野党となり政権復帰に奔走しスキャンダルを探し回り、佐川事件で細川護煕元首相を追い詰めた野中広務はその後のことなど考えてはいなかったと率直に話す。当時の官房長官武村正義は小沢派と対立し疎んじられ最終的には個人的な好き嫌いで自社さ連合に参加したことを悔いていた。首班指名の条件を森喜朗から出され首相となり結果それまでの政治信条を覆すような政策を行わざるを得なかった村山富一元首相、彼にとって戦後問題、歴史的な謝罪声明は最後の砦だったのかもしれない。自民党総裁選で考え方、政治思想は全く相いれないものの選挙の顔としては彼しかいないと推薦人となり旧経世会竹下派を分裂させた青木幹雄の記者会見での厚顔無恥ぶり。この16年間、ほとんどの節目で姿をあらわし続けた亀井静香の立ち回り。
これがまつりごとなんだよ、といわれてしまうと当惑してしまうのはデリケートすぎるだろうか。