Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

湘南対鹿島

試合開始時の両チーム。

ニュースをざっと見たがどれもやはりロスタイムに湘南が価千金の同点弾を上げ、執念を見せたというものだったけれど。
サッカーはつくづく難しいスポーツだと実感した試合だった。
開始直後小笠原満男の何気ないマルセイユルーレットから始まったこの試合。お互い共に勝ち点3が欲しくてたまらない試合だった。
前半9分辺りでロングスローインでゴール前に浮かされたボールに反応したマルキーニョスが鋭く反応、左脚一閃、ボールの勢いは遅かったけどキーパー都築の反応もそれに合わせて緩慢で早くも先取点、鹿島。その2プレイ前、中盤底に戻ってパスを受けたマルキーニョスは後方から削られ負傷。直後は立ち上がったもののソガハタのゴールキック時に突如後ろに倒れ担架でピッチ外に運ばれていたはずだった。その直後ベルマーレ右サイドで鹿島のスローインとなりピッチに戻ったマルキーニョスファーストタッチが先制ゴールとなる。ブラジル人のマリーシア、恐るべし。
その後もボールキープ率は終始鹿島が取り時折湘南の反抗、速攻を曽ヶ端身を以て防いで前半戦終了。
この予想外に早い先取点、それも鹿島の先取点でムード的には鹿島圧勝の空気が流れる。湘南も時たま鋭い出足で鹿島ゴール、岩政、大岩をつり出すことに成功しゴールに突撃することに成功するモノの曽ヶ端の攻守で難を逃れ前半終了。全体と見ればやはり鹿島の好きなようにヤレテイル状態か。
注目していた小笠原、中田コは特に小笠原はディフェンスライン前でどっしりと構えて正確なフィードを前線に配球することでゲームのコントロールをしていた。後半、曽ヶ端のキックの際、中田コが鹿島の中盤右サイドにいた小笠原に声をかけポジションチェンジした。すると曽ヶ端のキックはドンピシャジャンプした中田コの頭に合うではないか!中田コは左右に位置取りは修正していなかったはず。恐るべき正確性、鳥肌が立った。プレースキックは基本野沢なのね。マルキーニョスは自由を与えられた選手で前線から最終ライン手前まで何処にも顔をだすが、それだけ良く動く。大したスタミナだ。
鹿島はパスをまわす際選択子が複数できるよう回りが連動して動くのが良く分かる(三角形を形成するように微妙に移動する)。しかし一方湘南はパスコースは自分の両脇ということが多くどうしても横パスになってしまう。よって前に出る縦に入れるパスは少なくなってしまう。同じように動いているのに難しいところ。それとボール際の攻防の違い。躯の強さ、体幹の強さを感じる。競り合いの際少しでも早く当てる脚の工夫で大きくその後のプレイが違ってくるのだ。
とはいえ結局試合はドロー、勝ち点1つづを分け合った格好となった。サッカーは難しい。