Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

ベルマーレ湘南vs横浜Fマリノス

6日の試合で鮮度は落ちているが記憶を留めておく。
この日は怪我から復帰した中澤、中村俊輔松田直樹ら次回この平塚競技場では見るのは難しそうな選手を目に焼き付けておきたいという捻くれた気持ちからだった。前回の鹿島戦も小笠原、中田浩、試合には出なかったが本山ら黄金世代のキャリア後半のプレイぶりを観戦したいという気持ちだった。次回は名古屋戦辺りを予定している。こちらは楢崎、玉田と優勝するかもしれないチームとベルマーレはどのくらい差があるのかという点かな。
この日はチケットショップで招待券を入手出来たので、珍しく指定席となり遅めに入場。この日は平塚ホームタウンデーで大蔵市長の挨拶もあった。その中で触れられていたが、この時期になってアウェイゴール裏に電光掲示板の設置工事が急ピッチで進んでいる。なんでこの時期?という気持ちはやはりするが平塚市の財政も苦しいおり、「できることできないこと」があることは十分理解できる。しかしその電光掲示板に映るのは何なのかということを考えるともう少し早く工期を設定できなかったかと思わざるを得ない。
さて試合だがその前のスターティングメンバー、サブの発表時ベルマーレの田原選手のコールでマリノスサポからブーイングには驚いた。愛情があっての裏返しなのかもしれないがもう良いんじゃないという気持ちがした。田原は後半途中から出場しゴール前の混戦でPKを貰った。
試合は前半からマリノス前進力に押されベルマーレは前に出ることが出来ずボール回しでもその差は歴然、早々に押し込まれる展開。しかしのらりくらりでもかわせていられれば流れは変わるものだが、ここでCKからPKを取られてしまう。これを中村俊輔がきっちりGKの動きを見極めてゴール。このPKを取られたシーンはなんというかベルマーレサポータも状況が良く分からず抗議している選手たちを見て事態を把握するような感じだった。あれっ、今のでPK?というもの。これが電光掲示板に表示されて再生されていればまた違うのかもしれない。しかしこれでベルマーレのゲームプランは大幅に崩れてしまった。その後立て続けに失点し前半で3点を取られてしまった。2点目はマリノス右サイドから小野に翻弄されて山瀬の強シュート、3点目はやっと前掛かりになったベルマーレのパスを奪取した小野がセンターラインから右サイドに向けてドリブル、シュートのこぼれ球を清水が詰めたもの。両得点のみならず小野のドリブルは素晴らしい。ステップが細かく切れがある。山瀬という良いお手本があるのだから是非彼を越えて行って欲しいものだ。
なんというかマリノスの前への圧力に屈してしまい、前半の終わりは成すすべなく早い球回しを只々追いかけるのみとなってしまった。寧ろ良く3点で収まった印象さえある。
後半になりやっと躯を張った守備が出来るようになり、マリノスの圧力をまずまず圧し返せるようになった。エンジンの掛かりが遅いというのか前半からこのように厳しいプレスをかけられればもう少し戦えたと思うのだが。
やはり流れというものはあるものでマリノスゴールに攻めることが続き、試合のバランスをとったように田原に対してPKが与えられた。
これでゲームは面白くなりそうだったが、そこで前進した松田からスルーパスを受けた途中出場の端戸にJ初得点を献上してしまう。力の抜けた良いループシュートだった。力の差が歴然とはいえ、勝敗の行方が早々に決まってしまいベルマーレの反攻を期待したのだがここまでだった。
惜しむらくは後半の厳しいチェックを開始早々から仕掛けていけばマリノスの焦りを誘うことも出来たろうに。特に前半は成されるがままだったのが残念。閉店前の湘南劇場ではやはりダメなのだ。
以下気になった点。怪我明けの中澤は膝周りのサポーターが痛々しい。前半は不安定な出来だったのでそこをつけばベルマーレにも得点機が望めたのだが。栗原も不安定な感じ。松田とポジションチェンジをしていたがこの日は松田の方が頼もしい(いつものことか)。因みに献血をして松田のサインの入った絶対横浜Tシャツが二枚家にある。
木村監督。この日はさしてやることは無かったか。おそらくJリーグの中で一番マスコミから愛されてる?監督。でももうそろそろ結果もないと。来期に期待。
一方反町監督。色々忸怩たる思いで試合を見ているのは分かるけど暗過ぎ。負のオーラが立ち上っている。ベルマーレの前半の不出来はこの試合だけでは無いはず。
J1も残り少なくなり、次回は優勝の可能性もあるvs名古屋辺りを観戦しようかと思っている。