Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

au IS01はOSアップデートなし、Android 1.6で終了

au IS01はOSアップデートなし、Android 1.6で終了 - Engadget Japanese

携帯電話アグレッシブな割引プランにより妙な盛り上がりを見せているKDDI / auの元祖Android端末IS01は、現行のAndroid 1.6からアップデートしないことが明らかになりました。TwitterKDDI広報部(@kddipr)がつぶやいたもので、IS01のOSアップデートなのですが、検討を重ねていましたが、ハードウェア設計値、操作性、パフォーマンス等を考慮した結果、実現は不可能という結論になりました。ご期待に応えられず申し訳ありません・・・とのこと。

ニュースソースがTwitter経由というのが今どきなのか。そのうち機密情報漏洩や、芸能人の結婚報告やら離婚報告もTwitter等の個人ベースの主導するメディアが震源地になるのだな。
IS01は当初は全く興味が無かったが、2年間限定でも8円/月で使えるなら新規で入手しようかとも思った。とは思ったものの、そもそも(単体で)電話出来ないし、大きいしauのはじめてのAndroidだし…。
当然だと思うのだがAndroid OSに期待するのは、メーカー押し付けの機能ではなく自分で機能を取捨選択出来ることとOSのバージョンアップで機能が向上すること(あるいは変化していくこと)が魅力だと思う。これは先行するiPhoneで実現されていることだ。さすがに初代iPhoneでは既にアップデート対象から外れたが、世界で発売されたiPhone 3Gは一部ハードに依存する機能は制限されるものの最新のOSバージョン(iOS4.2)を2年以上経っても適用が出来る。もっともそこには新しい機種で無いと快適で無い、もっさり感もついては来るものの、使用者にとって見捨てられ感は感じ難い。
この辺りWindowsMacOSの関係に近いように思う。要するに過去の資産が今もそしてこれからの未来も利用が可能(そうに思える)か否かという期待なんだと思う。Android OSとWindowsは全くもって違うもんだ、成り立ちが違うんだよという意見はあろうが、ここ最近その立ち位置がどんどん似通って来ているように思う。MacOSMacintoshはそのユーザ数が少ないこともありUIやインターフェースに於いてはかなりバッサリと旧来の規格を切ることが多い。レガシーなんたらを互換性やユーザ要望で残すということは極めてまれ*1、だ。一方アプリケーションソフトウエア、自分の作成したデータはかなり長い期間再利用が可能だ。大昔につくったクラリスワークスのデータが、現行のSnow Leopard上でも動くAppleWorksで編集出来たのには感激した。
Androidはきわめてプレーンに作れば差別化は出来なくなる。商品訴求力が落ちると考える一方作り込みをすればするほど、その後のOSのアップデートでは対応が難しくなる。水平統合の難しさというかなんというか。今後出るであろうAndroidはその後のアップデートの可能性が重要な選択枝とされてしまうだろう。そしてメーカーは発売当初からその辺りを明確にするよう求められる。これはキツイ。只でさえ多品種で保守体制が難しいところに来て将来のアップデートの確約を求められるというのは厳しい。現行の夏秋モデル、冬春モデルというスケジュールも延ばさざるを得ないだろう。

*1:MacBookにおけるFireWire/IEEE1394が珍しい例。一旦消えたが再登載、今は無くなったが。