Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

BARに寄る

昨晩、仕事場を出る時点では雨は降っていなかった。予報では一日雨とのことで傘を手にして来たのだが、結局降らずに済みそうだ。そう思って自宅最寄り駅手前で途中下車。
すると丁度雨が降り出したところだった。予報では一日雨だったので夜まで降らずにもってくれたと考えよう。
週の半ば、水曜日。疲れは感じていた。木曜朝は早朝から英語の会議。予習しておくべきこともあったので早めに帰宅するに越したことは無いのだが。一杯だけと自分に言い聞かせてバーに向かう。
先客は一人。一瞬躊躇ったが反対側のカウンターに座る。マスターは変わらず元気そうな日焼けした顔で迎えてくれた。ここ暫くずっとホットラムを飲み続けて来たが、今晩はジントニック。丁度日曜日のジョギングで帰路缶入りのアサヒ、カクテルバーでジントニックを久しぶりに飲んで美味しかった記憶が残っていた。
先客は白髪の紳士だった。この店で昔一緒になったことがある。あちらは覚えていてくれたかは不明だが、ジントニックの思い出話をしてくれた。若いころ、まだ高校生だったときに新宿で初めて飲んだカクテルがジントニックだったそうだ。自分もコークハイやトロピカルカクテルが流行っていた頃飲み始めたくちなので懐かしかった。
外は雨は降り続き、開け放しのドアから店の中に雨の匂いが入って来ていた。その中でライムの良い香りが鼻について気持ちが良い。ゆっくりと一杯飲み干してお先に失礼することにした。珍しく客が続けて入って来てマスターのヘルプに奥さんもカウンターに出て来た。手短に母の近況と挨拶をし、店を後にした。
実家に顔を出すつもりだったが雨は強くなり駅まで引き返して帰路に着いた。