Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

見舞い 6/18

8時起床。

嫁さんは父の日前日のイベントで朝から出勤。お嬢たちもこの日は土曜日出勤。

午前中はいつもよりゆったりと過ごす。

11時、実家に行き、雨戸を開け空気の入れ替え。母の着替えを袋に詰めて午後1時過ぎ帰宅。すでに嫁さんはイベントを終えて帰っていた。帰宅の途中、昼食用に餃子専門店に寄り、持ち帰り用に餃子を焼いて貰い土産とする。ここは昨年の今頃は実家に行く際に母に夕食として餃子を買っていった店だった。夜、電話をしても居留守を使われてしまう母、途方に暮れて実家に行ったものだ。そんな思いがちらちらと浮かんでは消える。

帰宅して餃子と蕎麦で昼食を嫁さんと食べる。陽射しは強く、朝から父の日のイベントで汗だくになっていた嫁さんはすでにぐったり。ひとりで病院に見舞いに行くことにした。

強い紫外線が降り注ぐ。6月とはとても思えない。そんな中でも病院内は快適だ。母はベッドで横になっていた。近くに看護士さんがいたので様子を聞く。風呂に入るよう声掛けするが拒んでいるという。朝食も食べたり食べなかったり。この日の昼食は食べたようだ。風呂は先週も拒んでいると聞いたので3週ほど入っていないようだ。

いつもの通り4人部屋の入り口でノックをし、母に声をかけ起きてもらう。実家から持ってきた着替えに変えてもらう。今日は温和な表情だったが、頬に目やにがくっついていた。

数年前より二回りほど小さくなった母の背中。綺麗に洗濯したグレイのパーカーを着て、上履きも綺麗なものに履き替えてもらった。着替えたものは持ってきたユニクロの袋に移し替え、持ち帰って洗濯する。冷たく冷えたゼリーを持ってきて食べてもらうのが、ここ数カ月の恒例になっている。この日はミックスフルーツゼリー。病棟の中で、母の病室から反対側の窓際に移動して歩いて行く。病室は4人部屋で、他の患者さんに見せるのは悪いかと思い、窓際まで行って食べてもらっている。丸いテーブルに不似合いなスエード調のソファに座ってもらう。テーブルを腹にくっつけるように押して、こぼれても服に付かない様にする。ゼリーを慎重に開ける。ゼリーの淵は甘い汁が溢れやすいので、母にすぐ吸い取ってもらいながら蓋を剥がしていく。母は美味しい美味しいと食べる。プラスティックのスプーンの使い方は少し危なっかしい。フルーツの切り身が大きいまま入っているので飲み込みに注意しつつ見守る。病院の献立表には毎回デザートが付く。その中にゼリーもあるが、母はいつもこんなものは随分と食べてないと言い、そして美味しいと言って食べている。陽射しは高く強く、窓に差し込み影を残している。ゼリーを食べ終えた後は、その容器をコップ代わりにして水も飲んでもらう。母に風呂に入っていないことを言っても、そんなことは無い、誰も誘ってくれないの一点張り。風呂って言ったってゆっくりと入る風呂じゃない、水をちょろちょろ掛けるだけだし、自分は呼ばれないのだそうだ。烏の行水みたいなもんだろうが、体をお湯で拭いて貰うだけでも気持ちが良いものだよと何とか言いくるめる。次回は風呂のお誘いをされたら入ってねと、指切りげんまんを一緒に歌う。その時手の指の爪が伸びていて、その爪が汚れていることが気になった。次回は爪切りを持ってこようと思う。

病院を後にして、洗濯をするため実家に寄っていくか迷ったが、真っ直ぐに帰宅した。ジョギングの格好に着替えて洗濯物の入ったユニクロの袋を抱えてジョギングで実家に向かう。実家は先週思い切って庭の一部を伐採した。それは自分でも虐殺のような思いも感じるほどで咲き誇ったアジサイをばっさばっさと切り込んでいった。その時の枝はそのまま放置してあったので枯れて茶色に変色しつつあった。陽射しは未だ高く暑い。庭の手入れをしたいのだが、手際良く洗濯してジョギングを再開させたかったので控えた。然し実家を後に仕掛けた時、余りに気になって通路側の道の両脇の雑草をシャベルで掘り返しそこに昨年咲いたひまわりの種を蒔いておいた。

ジョギング再開。余り気力は残っていなかったが、鵠沼海岸まで走る。まだ、海岸線には海の家は設置途中。然しそこにいたのは真夏のようなビキニの女の子たち。未だ6月半ばだというのにBBQやビーチバレーをする人がいっぱいだった。

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