Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

ライブドア2 報道

今朝は用事があり、昼前まで自宅でテレビを眺めていた。相変わらずライブドア関連の報道のような良く分らない番組ばかりだった。

今回の検察は国策捜査として行ったと考えているが、しかしそれは現政権の意図ではないだろう。現政権化で反主流となっている人々、そしてマンションをはじめとする耐震強度偽装問題で火の粉を被りそうな人々の利害関係が一致*1した結果ではないかと思う。大昔の国鉄脱線事故のような陰謀説までは思わないが、ある程度は両者の合意を持って、スケープゴートにされたのがライブドアではないか。これで武部幹事長の首でも取れれば満願、そうでなくとも暫く続くであろうライブドアの顛末記でお茶を濁し、耐震強度偽装問題の方は税金投入でうやむやに出来れば御の字であろう。

無論、ライブドアは悪くない、などという考えは毛頭無い。上手く時代の波に乗って様々なもの(合法、非合法含めて)を利用してやってきたのが、今度は逆に利用され尽くされただけのことだ。

しかし一連の鬼の首をとったように興奮した報道(のようなもの)はどうだ?マスコミ、特に報道においてはジャーナリズム自らの立場を蔑ろ、あるいは危うくするようなライブドア*2を徹底的に叩くことが目的のように思えてならない。

マーケット的には一時多大な影響を及ぼしたライブドア事件だが、株価も逮捕後は値を戻しつつある。この件は所詮一企業の不祥事*3であるのだし、もっと大きな問題である耐震強度偽装問題に早くフォーカスを戻して欲しいと思っている。因みにぼくは税金投入には反対である。

*1:手と手を取って協力したとは思わないが、暗黙に了解をとり見過ごしたということはあるだろう

*2:というより堀江氏のブログ論

*3:ヒルズ族全体の悪巧みに仕立て上げたい向きもあるようだが