Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

雑感

ジーコ監督の采配、特に選手交代で動けない、タイミングが遅いことが指摘されてきた。今回は交替選手の選考、なぜに小野なのか、が言われている。
小野本人も傷付いたことだろう。
ぼくは何故小野なのか、ということより小野は監督の意図(が明確にあれば、の話だが)を受けていたのか、そして理解していたのか、また他の選手にもそれは伝わっていたのか、が気になる。小野のインタビューではジーコの指示では中田を上げて中村と並べ、その後方に入るように言われたという。しかし追加点の欲しい中澤らから上がれとの指示でトップ下に入ったようだ。このためボランチは福西ひとりとなり動けなくなった前線とディフェンスの間には大きなスペースが出来てしまった。
例えおかしな指示だとしても兵士は指揮官の指示を忠実に守るべきだという思いの一方、崩れ行く船から逃げ出すときに整列するバカはいない、とも思う。
オーストラリア戦で実に多くの人たちが傷付いた。ジーコ監督自身も選手との間の溝を感じているに違いない。クロアチア戦までにその溝は埋まるだろうか。
そして、クロアチア戦はまさに総力戦となる。すでに宮本、中澤、茂庭までカードを貰ってしまった。終盤はクロアチアもパワープレイを仕掛けてくるだろう。その次のブラジル戦では怪我の不安の残る坪井しか残っていない場合もありそうだ。そうすると中田浩、遠藤をDFに回すのか。この辺りも危機管理への甘さを感じる。
相手PKのボールに唾までした勝負にこだわるジーコ、負けず嫌いではあるがしかし勝負師ではないのかもしれない。