Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

柳家小三治独演会

日野市民会館ははじめて。席数は1200名とのことだが横幅が短く、席は勾配厳しくせり上がっていてぼくと嫁さんの席はチケットでは2階とのことだが3階最前列部分に相当する位置。上から見下ろす状態で演者を良く見えるようにとの配慮だろうが初めての位置感覚だった。
前座ははじめてお目にかかる柳家ろべえさん。喜多八師匠の弟子とのことだったが師匠譲りの声質で面白い。やじろべえをもじった名前だそうだ。

  • 片棒

けちな主人の跡取りをどうするか三兄弟に葬式の案を聞く噺だったはずはずだが金次郎、銀次郎までは覚えているが鉄三郎の話を覚えていない。落ちは片棒は俺が担ぐ、だったのだが。
小三治師匠は喉の調子も良いようで一安心。今日は

を軽妙洒脱な、且つ丁寧な語り口で、1200名の聴衆をたっぷりと楽しませてくれた。僕としては元気なお姿を拝めたことだけで十分満足。しかしおん年68歳にして益々溌剌とした高座で、相変わらずどこまで計算しているのかわからない伏線を張りつつわかり易い構成でたっぷりと楽しませてもらえた。