Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

権利のインフレ

サービス開始当初から色々ぼくの周りでも物議を醸していたGoogleストリートビューだが、こういった視点も確かにある。
ASCII.jp:「権利のインフレ」が表現を窒息させる (1/2)|池田信夫の「サイバーリバタリアン」
若干違うんじゃないかというのは、後半に出てくる「期待権」の件ではちゃんと区別して考えないと大きな間違いを起こしかねないことだ、と思う。
しかし、現在個人の権利がインフレを起こしているのは間違いないだろう。それを推し進めているのはとりもなおさずブログであったり掲示板であったり、ネットという個人の主張を容易に発信しうるメディアの登場である。太田農水大臣が苦々しくも言い放ってしまったことの根底にはこの権利のインフレがあったのだ。もっともそれまでは発言したくとも出来なかったという、云いたいほうからしたら虐げられてきた時期が長かったわけで振り子のように揺り返しが起こるのだろうけど。
どなたかのブログで書いていた最も重大な問題は寧ろストリートビューで自分の良く行く街並みを見てしまうことでGoogleにその情報が遍く知られてしまうことだ、というのは正解な気がする。自分もそうだし。