Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

プラトーン

NHK-BSにて久し振りに観る。一筋縄でいかない癖のあるオリヴァー・ストーン監督のアカデミー賞受賞作。公開当時も感じたけど音楽があからさまに悲壮感を漂わせるのはどうかと思うな。若きジョニー・デップが出演していたことに驚く。ERで見かけた人もちらほら。
この映画が成功した要因の一つに善人をウィレム・デフォー、悪人をトム・べレンジャーと、それまで各々演じてきた役柄と真反対にした意外性が大きかった。この後でウィレム・デフォーは役の幅が広がった。
中盤の村を焼き払うシーンは今見ても顔を背けたくなる。片足の村長から情報を聞きだそうとして埒があかずイラツキ銃を撃ち飛び跳ねさせ結局頭を潰して殺してしまう、ブタを殺され抗議する老婆を撃ち殺す、幼女を強姦する兵士たち…。
その後、東京MXテレビでは23時から「水曜どうでしょう」の最終回、原付バイクでベトナム横断が放映されていた。最後ホーチミンに到着して泪の最終回となるのだが、プラトーンを観た後では農村の風景に全く笑うことが出来なくなっていた。