Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

プリンター修理

昨日、義父からプリンターの調子を見て欲しいとのことで預かってきたプリンターを分解清掃した。プリンターはキヤノンPIXUS 6100iというA3印刷対応のモデル。義父が仕事でA3版の印刷をするために購入したのだが実際は年賀状も例年これで印刷してきた。しかし秋ごろ久しぶりにプリントしてみるとカラーインクが出ないという。黒は出るもののそれ以外のカラーインクは全く出ず、かすれもしないということだった。
キヤノンのプリンターは使ったことが無いので始めにネットで情報収集してみた。しかし余り人気の無いモデルの悲しさ、情報が乏しくそのものずばりのサイトには辿り着けず。しかしキヤノンのプリンター全般の情報は掴めた上で作業を開始した。どうやらキヤノンのプリンターはカバーを螺で止めているものは少なく殆どのモデルはプラスチックの爪で固定されているようだ。この6100iもその通りで本体の表面上は裏にも螺孔は無かった。爪はマイナスドライバーを差し込んで外すことが出来、全体を6箇所ほどの爪で固定されているので慎重に外しにかかる。一気に開けようとしないのがコツか。一箇所はUSBとパラレルI/F端子の部分のカバーの下にあるので先にカバーを外しておくこと。
カバーを外して紙送り機構のゴミをふき取り掃除開始。給紙の失敗が多かったのかローラーがかなり汚れている。紙送りの両端にある排インクパッドもかなり汚れているのでティッシュペーパー、キッチンペーパーを濡らして貼り付けて一晩置いてインクを吸着させる。肝心のプリンターヘッドだがこのモデルは予想外に簡単に取り外すことが出来た。インクとヘッドが丸ごとロック機構の爪ひとつ外すだけで取り外せるようになっているのだ。これは後になってわかったのだが、このモデルはメンテナンス性が良いのかインク交換時にインクヘッドを中央に移動させることでインクカートリッジは無論、このインクヘッド自体もワンタッチで外してピエゾ素子のインク射出部を見ることが出来るのだった。だからインクヘッドの掃除だけであれば何もカバー全体を外す必要は無かった。今回はじめてのメンテナンスで中を覗くと紙送りミスで無理やり紙を引き剥がしたときの残ってしまっただろう切れ端が排インクトレイに一部浸かった状態で残っていたり、埃がかなり侵入していたのでそれらを綺麗に掃除した。肝心なヘッドはアルコールを綿棒につけて丁寧に拭き掃除し直した。綿棒にはシアン、マゼンタ、イエローは染み出していたのでヘッドのインク詰まりでは無いものと思われた。