Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

柳家小三治独演会

平塚市民センターホールにて。
2011年12月16日18:30開演。18時10分ごろ会場着。小雨が降って来ていた。

丁寧な話し口なんだけど笑いが少なかったような。そもそも会場が噺に合わないと思った。反響音が結構あり、声に被っていて若干聴き難い。これは小三治師匠の時も感じ、終始気になった。

万雷の拍手の中、登場。お元気そう。後から考えるに次の日は誕生日だったのか。声も艶がありコンディションは良さそうに思った。まくらがたっぷり。タイ、バンコクの旅行に行けなかったこと、ハワイ旅行、英語学校に留学していたときのこと、コーラの蘊蓄などなど。
長短は餅を食らう場面などもっと近くで観たかった。

まくら無し、お辞儀から顔を上げるなりろくでなし亭主を起こす場面から始まる。芝浜だと分かってテンションが上がってしまった。素直に嬉しかった。時節のものとはいえ、芝浜からなんとなく談志を思う。序盤増上寺の“ぞ”が”じ”に云い間違いがあって間が空く瞬間があったり咳が二度ほどあったが、そんなことが些細に思えるように嬉しかった。
会場に客席真正面で陣取ったおじいさんが堂々とデジカメで撮影しているのに閉口。係員に二度注意されていたがどういう神経なのだろうか。席次が良いのでファンクラブか何かなのだろうと思うがあまりに酷い堂々さだった。