Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

花見

27日、水曜日。
仕事を早めに切り上げ、実家のある最寄駅で降りる。既に雨は上がっていた。実家の母に会いに行くか躊躇。まだ会っても月曜日にケアマネさんが訪問した際の話をしてしまうだろう。そうするとデイサービスを断ったことをなじるようになってしまうに違いない。語気を荒げてしまうかもしれない。
心を落ち着かせる意味とマスターに会う為、馴染みのバーに寄る。ここ数カ月寄るのは木曜日だったが、それは近くで打ち合わせがあったから。しかしそれも無くなってしまった。
店は客は無し。天候も怪しいと云うこともあるが空いている。いつものことだ。しかし話はし易い。
いつも通りに、ホットラムを一杯。この日母のことは話さなかった。代わりに桜見物の話。マスターは昨日真鶴まで家族、娘の二女、三女と奥さんで出かけたそうだ。場所は不確かだったが、調べると荒井城址公園と云うところらしい。桜は満開、平日にもかかわらず多くの人出があったそうだ。パットゴルフもしたそうで盛り上がったらしい。大病を患った後だし、良い思い出になったのではなかろうか。楽しそうに話す笑顔が印象的。
娘たちは結婚は考えていないらしい。そういう形もあるのだろうという。
一昨日、義父が下のお嬢の大学のお祝いにコツコツと貯めた貯金通帳を持ってきてくれたそうだ。その際はお嬢一人のみしか居なかったのだが、そこでお説教をされたらしい。義父からするとお嬢の進路が気にらないと云うことだ。一方的に云われてお嬢はかなり落ち込み泣いていた。その話をした。義父としては孫に少しでも苦労の無い生き方を勧めたかったんだろうと思う。難しいところだが、この世の中そうそう美味い話、コースがある訳で無し、ということになった。そりゃそうだ、一時は人でいっぱいだったこの店もマスター一代で終わると覚悟しているし、先のことは誰にも分からないのだから。収入の高いところには相応の難しさもあろう。
この日も並々と注がれたグラスのラム一杯を飲んで店を出た。
やはり母に会いに行くのは止めてそのまま帰宅とした。