介護の孤立を防ぐ、とは
先日、自殺を防ぐことを目的としたセミナーに参加した。保健所の主催だった。
そこでは現代社会を「おまえはひとりで生きて行け社会」とし、
と言っていた。そしてこれを克服するために「おまえはひとりで生きて行け社会」から農村型社会の「共生社会」への転換を訴えていた。
介護は孤立し易い、と思う。作業は孤独で、正解が分からない。介護を二人ですれば二通りの介護があるだろう。そして各々の物差しであれが足りないこれが足りないと言いたくなる。自分のしている介護が正しいと思いながら。
そして一方の介護のやり方を受け入れ難く、結果自分のやり方を優先させて孤立するのではないかなと思う。
孤立は自分で望んでなるわけではないと思う。ただ他の人のやり方を受け入れられず結果孤立状態になっているんじゃないかな。自分の場合はそうだと思う。
ただ孤立を良しとしている訳じゃない。孤立はいろいろと拙いとは思っている。助けを借りたり、もっと良い方法があるんじゃないかとも思っている。模索をしている。
地域包括支援センター、介護施設、保健所に連絡をとってみた。介護家族のつどいにも参加してみた。ケアマネージャー、ソーシャルワーカーに会ってみた。
でも働きながら介護している人にはなかなか巡り合えない。
探し方が悪いのかな。
正解が欲しいわけじゃない。答えが欲しいというより、介護をするものとして共感したいのだけど。