Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

そうかもしれない

臨床心理士の方から推奨された書籍の読書。

ちょっとハードルが高く感じられたので後回しにしようかと思っていたのだが、図書館で借りる事が出来たので挑んでみた。

耕治人の“そうかもしれない”が推薦書なのだが、その短編を含んだアンソロジーの一冊。初めて図書館で目次をなぞった時は読み難そうな印象を持っていたが、読んでみると存外に読み易かった。淡々と主人公の入院中の出来事を綴ったもので、語彙もそれほど難しいものでなく、静かに滲みいってきた感じ。

壇一雄の作品をはじめ死を見つめる眼差しに圧倒された。

 

いのちのかたち (新・ちくま文学の森)

筑摩書房
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