Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

ヴェルディ降格

これは27日にメモを書いていたので追記しておきます(28日)。

ヴェルディがJ1を降格し来年はJ2になることが決定した。

読売クラブといったほうがぼくはピンと来るのだが、この降格が本当に現実味を帯びてきたここ数週ずっと気になっていた。数年前マリノスがちょっと怪しい雰囲気だったときはありえないとは思ったが、ここ数年のヴェルディの酷い負け方を数回見てもしかすると降格ありえるかもと思っていた。

大昔、よみうりランドの練習グラウンドで試合をしに行ったことがある。丁度現テレビ東京のスタジオセットがあり大江戸捜査網の撮影をしていた、って関係ないけど。クラブハウスにはラモスら当時でも充分ビッグだった読売クラブの面々が休憩をしていてどぎまぎしたものだ。それがついに降格とは…。

すでに主力選手解雇が囁かれている。クラブ運営費がどうなるか分らないが大幅なメンバーの入れ替えがあるのは致し方ないだろう。もっともヴェルディユースは選手権を勝ったのもあるし優秀だ*1から一気に若手を抜擢したとしても、適切に*2すれば結果は伴うはずだ。

ただ監督候補に挙がっている名前をみるとフロントはどうしたいのか分らない。ラモスらに『ヴェルディ愛』があるのは分るが長く厳しいJ2を凌げる力量があるとは思えない。また一年で昇格を目指しているとはいうものの二年計画で足腰を強くする云々の発言も聴く。ここは職業監督としてリアリスティックに勝ち星を計算できる人が必要だと思う。

話をややこしくするのはアジアチャンピオンリーグ(ACL)への参戦だ。ヴェルディ天皇杯優勝を引っ提げて出場するのだが、ホーム&アウェイの遠征、J2日程との重複等とどう折り合いをつけるか?遠征費、選手のやりくり大変な負担だ。親会社の日テレとしてはトヨタカップ放映もありACLを軽んじることは許さないだろう。とはいえヴェルディとしてはJ2の結果が最大の関心事である。

鈴木チェアマンのACL出場資格発言(J2降格では権利剥奪)はかなりの顰蹙を買ったが、これが降格が現実になるとそうも言ってられない。

一方、この降格を機にヴェルディが読売グループと距離を置くチャンスではないだろうか。資金的には日テレのサポートをいきなり切るというのは不可能だろうが、より一層地域に溶け込み皆で昇格を目指すという、他のクラブにとって当たり前の雰囲気を作る良い機会でもある。

過去の渡辺、氏家発言を苦々しく思い、またクラブ名称変更、本拠地移転とあり、いまひとつシンパシーを感じ難かったヴェルディ、唯一のアイデンティティであった強さも消え失せたいまこそダーティなイメージ払拭のチャンスだと思う。

*1:でもそれで終わる選手も多い

*2:千葉にオシムが居たように。でもプライド高いから走れ走れは無理か