Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

道了尊

昨日、初詣に足柄に行く。大雄山最乗寺、道了尊というお寺だ。

ここ数年、3日か4日に行くのが通例だったが、今年はぼくの体調が下り気味で9日に控えた駅伝を考慮して延ばしていた。結局その駅伝は取りやめし風邪も悪くなってしまったのだが、体調が落ち着きだしたこととお嬢はここの奥の院で毎年するおみくじを楽しみにしており行くことにした。

奥の院はまさに山の奥、小高い位置にありそこへ続く石の階段は200段を優に超える。昨日娘と数えたのでは230段弱。その階段までに幾つか別の石段を通らなくてはならないので結構な運動だ。お年寄りにはここまで辿り着くのは難しい。母はもう数年ここまで上がれなくなってしまっている。

このことからもわかるがこのお寺は僧侶の修行寺となっている。若い修行中らしいお坊さんらを見かけることも多いが、正月など行事には仏教独特の色使いの袈裟なども見られる。いかにも僧侶然としたお年寄りに会うのも楽しみ。あちこちに天狗にまつわる下駄や団扇が、巨大な杉林の中に建つ寺院は中々に見応えがあり、とても気に入っている。自宅からは寒川神社や鶴ヶ岡八幡宮が近く以前は行っていたが、最近はここだけになっている。昨晩お譲とも話したのだが、例えば外国から友人が来たとして、神奈川でどこか観光案内をするとしたら、ぼくはここを選ぶだろう。