Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

鹿児島公選法違反捏造事件

なんとも信じられない捏造事件。
地域 - 鹿児島:朝日新聞デジタル
テレビ朝日ザ・スクープの動画は以下に。
テレビ朝日|ザ・スクープ
元々事件そのものが無かったと思われる恐ろしい冤罪事件で、これは警察トップが内部調査する、などと言うレベルではなく捜査を指揮した当時の署長*1、担当検事らを内部処分などではなく法的責任を取るべきだと思う。
当時志布志警察署には鹿児島県警からも応援というかプレッシャーのかかった状態で、捜査現場では事件そのものにはじめから疑問があったにも拘らずこのような悲惨な結果になってしまった。内部で「クーデター事件」と表現されている捜査員からの疑問の声を封殺し、具申したものを捜査から外すというような異常事態に暴走する組織の典型的な姿をそこにみるのだが、しかし一方その手の暴走はそもそも発端は善意だったり正義感だったりするものだ。善意への強い思い入れが人を盲目にし組織を間違った方向に導き、それを修正すること、後戻りが出来ない、というものだが、しかしこの冤罪事件ではどうなのだろう?細かな情報は知り得ていないのでなんともいえないが、悪意の存在は無かったのだろうか?これまで見聞きした限り事件そのものを成立させることに目的があったように感じる。選挙違反の対象である鹿児島県会議員が鹿児島県警、志布志警察とどいういう関係にあったのかわからないが仮にも相手は県会議員、全くのゼロから事件をでっちあげるのはリスクが大きく、それなりのメリットがなければしないはずだ。

*1:地裁無罪判決後めでたく定年退職した。ほとぼりが冷めたらOBとして天下りだろう