Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

裏金不正授受問題その後

裏金不正授受問題で選手の父親は裏金を認めたものの、当の息子は何も知らない、と説明されていたが出身高校である専大北上高の校長からこんな証言が出てきた。
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西武側ではしっかり覚書を取っており、選手本人のサインも残っているというのだからアウトである。訳も分らずサインした、サインは自分ではしてないとでもいうのかな。高校の指導者もこの件に関わっていたというのだから悪質だ。
幾つか疑問がある。

  • この選手は高校卒業時、どうしたかったのだろう?指導者としては専大に行って欲しかったのではないか。この点高校側の思惑とのズレが今回の証言になったのだろうか?
  • 早稲田大学進学は一旦決まったものの金銭面で諦めそうになった際に西武から申出があったと報道されていた。今回証言から高校時代からズッポリ裏金授受していたわけである。西武としては大学卒業、4年後を見越してお金を渡すものだろうか?
  • 早稲田大学調査委員会はいったい何をしてるのだろうか?当事者自身の証言も取れないような調査では委員会自体意味があるとは思えない。
  • この選手は全国的に有名な選手では無さそうだ。早稲田の春季キャンプを外れている。この程度(失礼)の選手で、それも高校から大学まで面倒を見るとは大した資金力だが、この早稲田大学東京ガスで全てです、ということは信じられようか?そして過去は?
  • 最大の疑問は何故今この問題が明るみに出たのだろう?週刊誌のスクープが出そうな感じも無いし…。

東京ガスの選手は迅速に記者会見を開いて謝罪した。当人の善人キャラクターもあり、上手く初期対応はしたと思う。東京ガスの選手も言っていること(家計の足しに、母を助けるために)とやっていること(高校、社会人と2回のドラフトを拒否)が違うのは理解し難いのだが、鎮火には成功した。
一方早稲田大学側は後手後手の不味い対応の典型となっている。