Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

体調悪し、あずみ

週末から引き続き体調が悪い。ここ数日の花冷え?に躯が追いついていないこと、気温に比べて着るものが薄すぎること、そして寝不足である。
昨晩は寝ようとした際に軽くザッピングしていて映画、「あずみ」を観かけて仕舞い3時過ぎまで夜更かししてしまった。暖かくして観てはいたものの寝不足は堪える。
映画の中身は結構楽しめた。というか朦朧とした意識だったからかもしれないが配役が自分的に豪華に感じられ最後まで観てしまったのだ。こういうのも監督のなせる力だろうか。
しかし、最後まで腑に落ちないのは天海大僧上より下った暗殺対象の三人、浅野長政加藤清正真田昌幸である。ぼくは史実に則ったか否かは余り気にしない方だが(なにより山田風太郎のファンである)、ちょっと納得できないなぁと最後まで違和感を持った。ようは上手く「嘘」をついて欲しいということなんだがそれにしてもどうなのかな、その面子?という感触が最後まで残る*1。もっとも真田の話は後編?、あずみ2で出てくるらしい平幹二郎演じる真田昌幸でその辺りの説明があるのかもしれない。
刺客の首領たる原田芳郎はこういった役が多いように感じるが、人物的な厚味を感じられず。成宮寛貴との関係にも一癖ありそうながらもその辺りの伏線のみで、あっけ無い討ち死でもう少し見せ場を与えてあげたかったところ。同様に北村一輝が最後地団駄を踏む場面、エンターテインメントとしてはやはり最後の最後で決着を付けて欲しかった。椿三十郎のラスト、仲代達矢@室戸半兵衛と三船敏郎の流血決着シーンのように。

*1:もうひとつ、清正方の忍の頭領が飛猿というのもひっかかるなぁ。