Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

早朝出発、渋滞、故障、レッカー移動、そして懐かしの温泉宿

ニュースを見聞きすると、予想通り11日、いや既に10日深夜からお盆の民族大移動ははじまっているようだ。
なんとしても渋滞は避けたいが難しそうだ。このため少しでも軽くするため早朝出発となる。
起床、3時50分。こういうときに限って眠くて眠くて堪らない。いつも早朝覚醒するとそのあと眠るのに一苦労するのに、である。家族を起こしてとにかくクルマに乗り込む。結局睡眠時間は2時間半ほど。
相模湖インターで7時ごろ。朝とはいえクルマは多く、予想より時間がかかった。ニュースでは八王子周辺で渋滞はあったもののぼくらにはほとんど影響なし。中央道をひた走る。しかし大月アタリから怪しくなる。富士五湖方面は事故渋滞の電子掲示があったが、こちらは自然渋滞なのか…。
結局一台停車している事故車がいたがその後も渋滞は続いていたのでやはり自然渋滞なのかもしれない。須玉で降り、清里を抜け141号線で佐久を向かう。途中いつも寄るパン屋さんで朝食。同じように朝食をとる人たち多数。
佐久から浅間山を越えて鹿沢へ向かうことも出来たが、昼を軽井沢で取ろうかと言う話になり、トラブルは発生した。御代田を越え長い上り坂、追い越し車線を登っている最中だった。丁度ガソリンスタンドを通り過ぎ、ハイオクが153円と安めで入れようかと思った瞬間、エンジンが止まった。
ブォブォォっと言ったままエンジンストール。再度エンジンをかけるもブォ、ブォッといったきりエンジンが回らない。ここは二車線の追い越し車線。かなりの交通量がある場所。焦った。慌ててハザードランプをつけたもののいつぶつけられてもおかしくない状況だ。そこで嫁さんには通り過ぎたガソリンスタンドに助けを求めることを頼み、子供たちには頭を下げておくよう指示した。ぼくだってこんな道の真ん中に停車していたクラクションの一つも鳴らしたくなるというもの。その上でバッテリ不足もありやと一旦エンジンを切りキーを抜く。再度キーを回すも同じ…。この時点でお嬢たちは頃合を計ってクルマから脱出、路肩に避難した。
すぐにガソリンスタンドの店員さんが来るもやはりエンジンは回らず。軽トラックで牽引してもらうことになった。しかし、この牽引時のブレーキ制御が一番怖かったりする。エンジンからのアシストが無いのブレーキが効かないのだ。ガソリンスタンドに入場しバッテリを調べるも問題なし。ここでは修理は出来ないので、保険会社に連絡することになった。
時期はお盆なので修理工場もままならないところだが、運良く近くの自動車工場が掴まった。早速トレーラーで来てもらい、クルマをみてもらう。老夫婦二人であった。ひとしきり診た後、「買って6、7年?」といわれる。「えぇ。」とぼく。「暑さでやられちゃったみたいよ。」「???」。
どうやらエアフローセンサーの故障のようだ。詳しいことはちゃんと調べてからだが、ほぼ決まりらしい。既にスバルの部品センターは盆休みで明けてからになっており暫くかかるのだが、どうもこのセンサーは故障がちで何回か見ているとこのと。実際の作業、修理は息子さんとのことだが優秀なんで任せてくれという。
エアフローセンサーの件は少し読んだことがあったが、まさか出先で起こるとは。結局修理自体はここ軽井沢で行い、出来上がり次第自宅まで送ってもらえるとのこと。おじいさんは幾つか保険会社の代理店もこなしているとのことで手馴れたもので安心する。この後交通手段だが、目的地までのタクシーは出るがそれ以降は出ない、レンタカー代金も24時間は出るがそれ以上は自腹。乗り捨て特約も24時間以内なら保険で賄われるが、二日目以降は自腹だとか、細かな規定がありうんざり。保険会社から提示されたレンタカー会社は全てクルマは出尽くしていたが、この自動車工場で懇意にしているタクシー会社で一台確保することが出来た。これでなんとか旅が続けられる。
しかしこれが、朝の中央道追い越し車線で、人里離れた山間部の農道で、いや自宅近く路地裏で買い物途中嫁さん独りだったとしたら…。幸いにも今回は追い越し車線中とはいえ、ガソリンスタンドが近く、親切な店員さん、修理工場も開いていて(修理自体は後々となるけど)クルマですぐ近くと幾つか運も重なり、なんとか代替車も見つかったのだから最悪と言うわけではない。