Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

朝食、本白根山縦走、温泉三昧

朝はやはり山のひんやりとした感触。以前と同じ朝食はビュッフェスタイル。と横文字で書くと良いが、赤米のおかゆなど和食が多い。この時期は家族、それも小さな子供が多いが普段は大人、年寄りが多いのだろう。湯治場だからね。それでも数少ない洋風の?パンが美味しく3つほどおやつ用に頂いた。これは結局昼に食べることになる。
8時からレストランに行き、9時過ぎまでゆっくりと朝食を取った。普段もこんな風にゆったりと出来ればいいんだが。食後軽くフロに入る。朝から結構人がいる。
この日は本白根山から万座までのハイキング。しかし調べると湯釜までの路線バスはすでに9時に出た後であった。次は11時と1時間待つことになるので、万座側から逆に本白根山を目指そうかと旅館の人に相談する。逆走となると上りが多くなる。すると旅館の人はマイクロバスで湯釜近くの白根レストハウスまで送ってくれると言うではないか。助かる。これがかなり有り難いことであるのはハイキングを終えて万座に戻るルートを歩いているときだった。
湯釜には相変わらずの人混みでまるで巡礼のような行列が出来ている。丁度スキーゲレンデのリフトが動いているのでこれに乗る。一人300円は安い。思いがけず空中散歩の気分を味わえた。時期は若干ずれていたが、まだコマクサは咲いていた。湯釜はまるで自分の目が魚眼レンズになったかのうような錯覚を覚える。地肌から露出した岩肌は今このとき地震が起きたらと思うとぞっとした。本白根山では日が翳りだし、このクソ暑い中にも関わらず肌寒く感じた。少し歩き日射しが出た頃合で昼食を取る。旅館で買ったおにぎりと朝食から失敬したパンを頬張る。旨し。
ここから万座まではほぼ下りのみ。低層の高山植物はすぐになくなり森を抜けていく。途中笹の葉をやり過ごしひたすら下る。朝逆そうしていたらこれを登ることになっていたわけだ。午後二時過ぎ万座バス停着。トイレはチップ式で有料。
流石に家族4人共にぐっしょりと汗をかいた。ここで一旦休憩して、帰路プリンスホテルに寄りお土産を物色する。部屋に戻ると早速温泉へ。はじめは大浴場、次に露天風呂。戻って嫁さんとお嬢を連れて湯治場の風情を残す日進館へ風呂に入りに行く。ここは以前はもう一軒あったが無くなり、この家屋ももうすぐ撤去される。12月末には新館が出来ると言うがあの風情は他では中々味わえない。
夕飯はここではいつも通り動物性たんぱく質の少ない独特のもので、ぼくは結構好きだ。山の中で刺身なんか食べたって美味しくないし、山の幸、きのこやこんにゃくなど美味しいものは一杯ある。
夕飯は瓶ビール一杯だが、かなり疲れていたのか食事後寝てしまう。