Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

フラガール

魅入ってしまった。映画賞を取るだけはあると思う作品。デジタルビデオ全盛の時代に当時の時代の色の画像を上手く作った。セットなのか今も実在しているのか家屋のシーンが良い。映画で見る蒼井優は、やはり良い。普段見る限りオーラは感じないんだけど。松雪泰子富司純子をはじめ女優陣が皆良い。脚本的には男性陣を脇役に徹し、中途半端な恋愛を無くしたのがすっきりとしたストーリに出来た勝因かな。ちょっときになったのはスローモーションを多用するのだがそこにどの程度演出意図があるのか不明な気がした。富司純子がフラを認めるシーンはスローモーションが効果的に使われていたが一方、豊川悦司のラストシーン、炭鉱で死ぬのかと思ったけど。しかし**ガール、ボーイズの映画の中ではダントツに良い。
昼間中国のパクリモノとしてマクドナルドとケンタッキーフライドチキンを二つ一緒にした店舗の話題をテレビでやっていた。明らかに確信犯であり、著作権商標権などどこへやらの商売。ディズニーランドのパクリモノの記憶が新しいのだが、映画は日本のそれも常夏とは程遠いかの地でハワイアンセンターを作ると言う夢のような話で、それがその土地の人たちにとっては、例え突拍子の無いホラ話と思えどそれにすがるしかない状況がそこにあったことが良く分る。そして同時に中国の人たちにとっても人生の中で本場?ディズニーランドに生きていける確率なぞ絶望的な状況で、それが分った上で尚もディズニーランドに行った気持ちになれることがどれほどの夢を与えられたのか思うと、かのパクリランドを杓子定規に非難をすることは出来そうにないのである。