Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

アンタッチャブル、鹿男あをによし

ブライアン・デ・パルマとしてははじめてのA級映画(ヒットもそこそこしたし一般的な評価もまずまず)、アンタッチャブルNHK-BSで視聴。映画館に観たころは気付かなかったが俳優のアップのシーンとか色々デ・パルマ的映像があったのだな。例えば後半のオペラのシーン、デニーロ扮するカポネが歌劇を聞き涙するシーンはオペラ歌手の顔をアップでとりながら尚且つカポネの顔にもフォーカスがばっちり合い暗殺者からの報告を聞き一瞬笑顔となり、再び涙する。かなり距離の離れた位置関係で同時にフォーカスを合わせるのは至難の業、それも劇場内の撮影だ。
クライマックス、駅構内での帳簿係の身柄を確保するシーンは確か戦艦ポチョムキンにも同じようなシーンがあった。
全編皆が着る確かアルマーニの服が仕立てが良くって素敵だった。
ところどころ「らしい」血の演出があったがそれを極力抑えたのが成功の秘訣だったかもしれない。
アンタッチャブルのため鹿男はその後に録画で観る。このドラマ、物語の想像力に関心するんだな、まず。中々あんな話思いつかない。小川先生役の玉木宏のだめっぷりが板についていて良い。