Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

責任

大人の世界は大人のルールがあり、それなりに秩序を持った世界観たらしめる登場人物が出てくる、はずになっていることが普通は期待される。しかし去年のデジャヴのように二年続けて行政の最高権力者たる内閣総理大臣が夜、9時半といえば深夜とはいえなくとも褒められない時間に唐突に辞任会見を行うということを経験することになった。お二人ともこう云っては失礼かもしれないが、良い大人、である。首相となる前に面前に立ちはだかる困難や責務の重さを見通した上で“引き受けた”はずである。無論、思うように回らない国会運営あり、次々と明らかになる不祥事や紛争、事件、予想外のことも多かったことと思う。しかしそれらを敢えて背負い込むと覚悟したはず、だ。でも突然の辞任。大人はどうなってしまったのだろう?
一方、大分県教育委員会による教員採用口利きの処分。1年分の採用だけで終わらせて良いと思っているのだろうか。教育委員会幹部が関与しているのだ。内部調査では遡って不正採用が判断できないとなれば警察でもなんでも外部の捜査を入れるしかないし、そこまでしなければ教育委員会、教員に対する不信感は募るばかりではないか。不正採用と目された教員も泪ながらに関与を否定している人が多いそうだが、親に対してちゃんと確認は取ったのであろうか。さもなくばそちらを最初に明らかにすべきではないか。新学期に入り突如担任が変わる。児童にとってはショックなことだろうが、疑心暗鬼になるほうがもっと酷いことだと思う。
大人に求められる責任というのはどこにいってしまったんだろう。