Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

介護

元アイドルの清水由貴子さんが自殺した。
他人事とは思えない。これは自分自身のそういったニュースに過敏に反応する傾向にも影響されているとはいえ、介護のことは目の前にある問題だ。
昨晩早めに帰宅できたので実家に電話をした。父の状態を聞いた。ちょうど夕飯のために起き上がり椅子にすわったところだという。しかしこれは逆に一日殆ど横になっていたことを意味する。そのことを話す母に対して徐々にキツイ物言いになってしまう。何を言っても駄目なのよ。結局母を責めることになり母は涙声になってしまう。母は義母の介護をして見送った。しかし父は何もしなかったというのが口癖のようになっている。元々の姑関係の悪さを越えて介護をしたのだが義母からも父からも労いの言葉をかけてもらえなかったことが母のなかでずっと引っかかっているのだ。
姑関係は感情の行き違いもあろうが、義母には変わったところがありそれが原因の全てとは思わないまでも大きな影響を与えたと思う。孫であるぼくらに対しても心を開かず他人行儀な態度だった。晩年痴呆症が出てきた義母は介護が必要となり自宅で母が世話をすることとなった。そのときも母はやるせない納得のいかない思いを抱いていたのだがそれを我慢してオムツの取替えをしていたという。
この話は繰り返しエンドレスで話される。
ぼくの抑うつ的な性格はここら辺りに始まりがあるのかもしれない。姑関係を発端として金銭的な問題もあり離婚を考えた母、それを踏み止まらせたのは子どもの存在だったと何回も言われる。しかしそんなことを子どもに言われてもなんと言えば良いのか。そんなこといわれるなら離婚してしまえばよかったのにと何度言おうとしたものか。
我慢をしたことで結局それを我慢できずに後悔の念にさい悩まされるのはぼくもおなじ。
介護というにはまだまだ先だろうが、癌が告知されてから12年を越え13年目に入った。かなり疲れてきたのは事実である。これからだというのに。