Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

拉麺能登山

藤沢本町近くにあるラーメン屋さん。

娘のブラウスを買いに行った帰り、立ち寄る。前々から行きたいとは思っていたがこの店の前は道路が常に混んでおり駐車場も無さそう(このとき聞いて一台分あり)だったので初訪問となった。

角、黄金の海老、海苔を家族で食す。丸という極薄味のラーメンは選ばれなかったが、こんど試してみたい。

幾つかマスコミにも出ており、いやらしさ手前の薀蓄が記載された紙がカウンターに貼られている。

曰く、動物系の出汁は一切無く、魚介系出汁のみ、と。

確かに基本的な出汁は驚くほど澄んだもの。但し和風系スープにありがちな鰹だしいっぱい使いました凄いでしょ、臭さはなく、上手くうまみが出ている。

美味しい。

茅ヶ崎にある(最近はあまり営業していないようだがどうなっちゃうのか)醤伍のスープをはじめて飲んだときも驚いたが、鶏がらを使わず、このように美味しいあっさりとしたスープを作れるものかと思った。大抵はこの出汁が取れるとこれに何かを加えたくなると思うのだが、それを敢えてせずに留めている。

ぼくはメインで海苔を注文したのだが、これも海苔の味が良く出ていて良い。良い意味でだが、海苔のお茶漬けを食べているような錯覚に陥る。いや白飯を取ってスープをかけたらさぞ美味しいだろう。

ただ、粉状の海苔は余分な気がする。岩海苔だけで良いと思う。これで充分だ。海苔をもっと分りやすくするための演出だと思うがちょっと過剰ではないか。海老も干し海老はもう少し少なくても良いと思う。その分を補ってあまりあるほど出汁は出ている。

標準で固めの太麺も意外にもあっている。この手は細麺だと思っていたけれどいい。

トッピングのたまごは中にスープを注射器で入れる。このため食べるときは丸ごと口にほおばることになる。しかし、注入するところは客に見せない、見えないところでしてほしい。あまり注射器を射しているのは食事時には見たくないのだが。

とはいえ家族みなスープの飲み合いをし、各々満足したようだ。また行こうと思う。