Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

気の置けない友と、そしてナイトウォーク

金曜日夜、急遽高校時代の友人Oと呑むことになる。すでに今年初めから2度ほど企画はあったのだが双方の都合が合わず流れてしまい、今回は3度目の正直となる。また彼からのリクエストで僕の先輩、Tさんにも誘いをかけ横浜駅、北口で21時に待ち合わせ。

ぼくは会社を19時半ごろ退社し腹ごしらえ。ラーメン二郎を考え、様子を見に行ったが降りしきる雨の中、10人以上の列にやむなく退却。近くの回転寿司で軽めに腹を膨らませる。

果たして21時、3人とも揃い雨を避けて駅ビル、シャルへ突撃。しかしどこも同じ考えなのだろう、席は埋まり思案、蕎麦屋で一杯となった。しばし歓談。二次会は初め訪れて退却した炭火焼屋で22時過ぎに入る。ここも閉店となり、ビルの外へ。すでに雨は止み、ここで帰ればいいものをいい気になって23時半もう一軒と北口の居酒屋へ。エロ話に花が咲く。

終電は東海道線下り、0時23分。0時10分に気になったがOの「大丈夫大丈夫、グラス空けていこう」に油断し気がつくと20分。慌てて別れの挨拶もそこそこにコートを脇に抱えてダッシュ、無酸素運動で改札から階段を駆け上がりドアの隙間に滑り込む。ふう。

終電は金曜日にも関わらず空いていた。雨の影響だろうか。

普段気になるのだが酔っ払いは大嫌いだ。それが今は自分自身。そのために買ってあったチューイングガムを二枚まとめて口に放り込み少しでもにおいが押さえられることを祈る。志誠だって隣に寄りかかるなんてもっての外だ。そうこうしているうちに程なく戸塚へ。なんと前に座っていた男性が下車し席が空いた。何の躊躇もなく席に腰掛ける。これがいけなかった。自分でも驚くぐらい間髪入れずに座ったことにちょっと恥ずかしくもあり目を伏せ何も考えず眠ってしまおうと思ったのが運の尽き…。

ふと目を開けるとドアの閉まる音。向かいの窓から見える景色は見知らぬ住宅街。まだこの時点では状況がつかめず???状態。フラッシュバックを幾つかして状況把握、あぁ降りなきゃ。

降りたのは終点前の二宮であった。

この電車は終電だったので当然その後の電車は始発までない。すでにこの時点で1時は回り自宅のある街の隣の隣の隣まで来てしまっている。さすがにここまで降りすごした記憶はないのだがずいぶんと気持ちよく寝ていたものだ。

二宮駅前タクシー待ちはすでに長蛇の列。ここは流石に金曜日の夜の風情だ。しかししかし、横浜で飲み屋から先に退散する前財布に残っていたなけなしのお札は置いてきてしまっていた。まぁいい。かみさんを呼べば。そう思い携帯で連絡する。

はは、何やってんのよ。こころなし浮かれた感じ。だからさ、悪いんだけど迎えに来てほしいんだよ、悪いけど。うーん、ごめんもうビール呑んじゃってるだ。!!!

つづく。