Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

200勝おめでとう

中日ドラゴンズ山本昌広選手が昨日の巨人戦でついに200勝を達成した。同年代アスリートで現役選手がどんどん減っていく中まだまだガンバる彼は貴重な存在だ。
実はぼくは彼と中学の同級生だった。中学まではそれほど目立つ選手ではなかった。部活では投手だったが二番手だったし、人前で話すことが苦手でどもり、吃音もあった。同じグラウンドにぼくもいたのだが彼がよく走っていたことを覚えている。それが変わったのは高校からだった。久し振りに会った彼は急に躯が大きくなり吃音も消えていた。恐らく高校で自信をつけたんじゃないかと思った。結局甲子園には出場できないもののドラフトでは下位とはいえドラゴンズから指名を受けた。入団後も暫くはアメリカの教育リーグに行っていて一軍のマウンドに辿り着くまで時間がかかった。その後一軍に定着したもののエースと言われることはなくとも、コンスタントに勝ち星を重ねていった。そして200勝。プロ野球24人目という大投手の仲間入りだ。素直に凄いと思う。元々球の速さで勝負するわけではなく、緩急とコントロールで勝負するタイプだったから年齢を重ねていって経験を手にし、衰えというものは感じ難くあったこともあろう。大きな怪我、長期離脱がなく丈夫な躯をさずかりメンテナンスを怠らなかったこともあろう。無事これ名馬といったところだ。いつごろからか中学時代の友人に会う際、彼のことを挨拶代わりに話題にすることが多くなった。今でも登板前には中学時代の恩師である野球部顧問だった先生に連絡を入れていると聞いた。
おめでとう、昌。