Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

think C、著作権保護機関の延長問題を考えるフォーラム

虎ノ門フォーラムで行われた『文化審議会「中間整理」とthink C有志提言をめぐる総括シンポジウム』に行ってきた。いつにも増して参加人数が多く驚いたな。
文化審議会では今年度中の保護期間延長(著作者死後50年から70年)は先送り、フェアユースの法制化も見送りという見通しとなった。その原因として中山信弘先生のいう、

各々の立場の人たちが著作権法に対し無理解と過大な期待を持ったことがそもそも混乱のもと

という言葉が印象に残った。コンテンツ産業の促進、利用・流通促進は何も著作権だけの整備で出来るわけではないし、著作者とその作品へのrespectは法が定めるわけではない、もっと大きなフレームワークのなかで育成し支援していくもの、ということに賛同する。