Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

望むこと

望むことが出来ないとき、ぼくはあてがわれた役割に自分を合わせるようにしてきた。しかしそのように合わせること自体、かなりのストレスであり長続きしない。
サッカーでゴールキーパーをした。新入生のとき背が高いということで決まった。しかしフィールドプレイヤーをしたかった。キーパーはそののち好きになるのだが当時はゲームの勝敗をすべて背負ってしまうことに非常に苦しんでいた。今でも頼まれればキーパーをすることがあるが、正直昔の思いを反芻してしまうことが多く辛い。
下のお嬢は高校でも吹奏楽をやっている。そこでのパート決めが先週あり、やはり一部のパートで希望通りの楽器担当になれない人が出て来た。そしてその中から幾人かが退部をしたという。個人で購入するのが難しい楽器などは担当は人数が限られてしまう。また中学までで経験した楽器には優先してあてがいたい意向も働く。する側からすれば今やりたい楽器を出来なければそこに居る意味は無い、というもっともな理由もある。難しいことだ。
ぼくは中学いっぱいはゴールキーパーを続けた。苦しかったが何とか2年強続けることが出来た。そして高校でもゴールキーパーをすることになったが腰を怪我してしまいしばらく休んだうえで、フィールドプレイヤーに転向した。腰の怪我はその後も時折思い出したように再発するのだが、フィールドプレイヤーとなったあとは必死に練習した記憶がある。それに新たなことで新鮮な気持ちになれていたのだった。