Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

「女王の教室」

最近、NTV系列のドラマ、「女王の教室」に嵌っている。

その内容から話題性は十二分で、評価の善し悪しは様々なれどその触れ幅は大きく視聴率にも現れてきたようだ。

ドラマはもちろん映画をはじめ劇は、基本は脚本の出来不出来に最も多く影響されると考えている。次は演者、出演者を旨く当てはめられるか否かだと思う。これらがしっかりと納得いくものになっていればおのずから演出も冴えるものだ。

その意味でも「女王の教室」はよく出来ている。11話と予定されている中でどこで何を起こすか、まとめるかプランが練られていると思う。だからこれを修正しろ、打ち切りにしろ(唐突な終りを持って来い等)など受けられる訳は無いだろう。

この非難の声はNTV側の煽りか?とも思ったがスポンサークレジットを無くしたということで本当だったのだと確信した。居るんだなぁ、目に耳にしたくないものは存在自体許せないという人。自分にとって痛い言葉を認められないため、子どもへの影響だとか他人を出汁に理由をつけて無くしてしまおうとする。

内容については、若干自己啓発セミナー的な手法が気になるものの、大なり小なり教室の中で起こっていることなのではないかと思う。30年ほど前の自分の小学時代にも盗難、犯人探し、いじめ、家出、けんかと怪我、問題教師はいた。ドラマのような見事な啖呵は切れなかったようだけどね。脚本、出演者(子役は本当に上手い)、演出(結構小ネタを入れてるね、DVD出たらじっくり見直したい)は高いレベルを保ちつつ終盤に向かっている。

そういえば駄目夫婦のシンボル羽田&尾美の尾美としのりくん(なぜか君付けしたくなる)は出演している生徒たちの年のころNHKドラマ、「ぼくは12歳」に出演していた。あのころの自分と比較したりするんだろうか。「ぼくは12歳」は漱石の「こころ」が好きで詩を書いている少年が自殺をする静かなドラマだった。当時かなりショッキングでいまでも覚えている。内容は全く違うが、反響は大きかったと記憶している。