Killing Time 2nd

備忘録、日々の徒然想いを残します。

湘南ラー戦

教育の件、色々書きたいのだけれどまとまっていないのでいずれまた。

土曜日、近くのショッピングセンター、茅ヶ崎サティ内に出来たラーメン、「湘南ラー戦」に初めて行ってみた。

ラー戦、とはラーメン戦争ということで、時節柄物騒な名前だが要するに五店が競い合いながらラーメン店を盛り上げていくと趣向である。定期的に客の投票に応じて店の出入りがあるらしい。

とはいってもこれって極々普通のことなんだけれど。

情報ではムジャキフーズ系の経営らしく、流行の味を5種類楽しめるということが売りだ。

とんこつ、塩とんこつ、鮪節だし醤油、赤味噌淡口醤油となる。とんこつ、醤油は二つ被っていると思うのだけれど、ね。味のほうだが家族で行って淡口醤油と塩とんこつを試した。醤油は大勝軒風のもので鰹節のかおりが強いが、美味しい。ただ、三杯あったうち一杯はそのかおりが少なく、調理ミスが疑われる。塩とんこつはつけ麺を選んだ。マー油らしき黒い油が浮いていて香ばしい。ふと麺だったが細いほうが良いのではないだろうか。

総じて味は600円辺りで食べられるのだから不満はない。逆に特に食べたいとは思わないのだが。

気になるのは作り手のこと。

最近のラーメンは、買い手の影響なのだろうが、物語性を前面に出す傾向がある。その際たるものがブランド名を付けた即席めん、だ。どう考えてもそのブランドにはなり得ないのにかなりの値段を付けて売られている。それもわざわざ店主の顔写真をつけて。ここでも店主の顔写真が前面広告に使われている。店舗前の液晶モニターにも炎に包まれた店主が映し出されている。年齢出身地まで出ているから驚きだ。まぁ新聞記事の記名制は歓迎だし、野菜も生産者の写真があると妙に安心したりするものだが、気になるのは彼らがどれほど修行をしてきたのか、ということ。

観ているとどうも手際が悪い。夏の終り、開店して一月を越えたあたりで疲れがあるのは重々承知しているが元気がないひとが多い。それをサポート、補助する高齢の人のほうが遥に手際がよくてきぱきとしている。おそらくこのサポートは経営側のスタッフ、あるいは派遣されたコンサルタントではないだろうか。このサポートは5店舗の厨房(とはいっても中では繋がっている)を飛び回っていた。

おそらくフランチャイズのような形で店主募集として来た人たちではないだろうか。

とはいってもこの日だけだったのかもしれないし、このバリエーションが選べるのは魅力的なのでまた行く機会はあるだろう。次回はせめてもう少し覇気ある姿勢でらーめんを作って欲しいものだ。